2004年12月28日:今年1年を振り返る

 12月28日。世間様は仕事納めだそうです。1年間、ご苦労様でした。

 そんな年の瀬の忙しいときに、お先も分からず、金もないのに、昨日はヒラメ釣りに行きました。釣り人にとってはサイズ的にヒラメとは呼べないんですが、3つも釣れて言うこと無しです。詳しいことはプライベート釣行記のほうに書きます。冷蔵庫には先日の鯛も1枚残ってるし、昨日のヒラメもまだ1枚ありますのでね、竜宮城状態です(爆)

 ええと、ちょっと今日のは長いです。毎度のことだって言われるかもしれませんが(汗)

 まあ、ダラダラと読みづらいってご意見も戴きました。そう言う方はお読みにならなくて結構ですのでね。それと? 字が小さいってご意見も戴きました。ブラウザの操作、ご存じないのかなぁ? フォントのサイズはあなたのパソコンで自由に大きくしたり小さくしたりできます。たまにはお使いのソフトだのブラウザだののヘルプぐらい目を通して下さいな。ほら、上の方の右のほうの。 キーワード入れてさ、わかんない言葉入れれば、何か出てくるでしょ。出てこないって? その時はgoogleで同じ言葉入れて、検索してみてよ、ね。

 「と〜るの呟き」にも、「午後のお腹の張り」のことを随分書いたけど、本当にどうにもならなくてね。表現したってし尽くせないし、多分、分かってもらえないと思います。タイトル付けるなら「毎日午後は腸閉塞」って感じです(汗)。C病院退院後、漢方がいいかも、と、色々やったんだけど、結局これもダメ。むしろ悪くなったかも。段々不安になってくるよね。で、回りからはさあ、「食べるからいけないんだよ」ってのをね、医者・家族・親・知人・友人からも随分言われましたよ。で、食べ物の量やら、内容、それによってね、症状に差があるんじゃ無いかと思って、あれこれ試したんだけどね。コンニャクはダメ、タケノコもダメ、ネギの青い部分はやめたほうが良いんじゃないか? ワカメダメ・・・でもねえ、結局因果関係はわからず仕舞。
 わかりますよ、消化器の病気なんだから、「食べるなっ」てね。まあでもね、食べるったってね、健常者の量からしたら、本当に僅かなもんだったんですよ。だからさ、これ以上「食べるな」って言われたらね、人間おかしくなります。実際おかしくなってたなあ。
 結局ね、人間は、人が苦しむ姿というのを正視するのが辛いんだよね。わかりますよ。これだけ苦しんだ当事者である自分でさえもね、自分じゃなくて他人が苦しむ姿を見るのはイヤだもん。そういう立場でね、逆の姿を想定すると、俺の存在はホント、迷惑なんだよね。看病とか介護って、大変だよね。病人・老人、色々世間でも問題起きてるよね。でもさあ、食べられないとなると、自宅の療養は無理があるんだよね。結局は点滴しか無いんだから。まあ、在宅の点滴もできるだろうけど、それも高くつきそうだしね。治りもしないのに、お医者儲けさせたって仕方ないよなって思いましたです。



 食べるな。食べ過ぎるから具合悪くなるんだよ。

 釣り? 釣りなんか行くから疲れて悪化するんだよ。

 あれするな! これするな! ブツブツブツブツ・・・・

 ホナ何や? 何もすなってことかいな、死ねってことかいな?

 そんなことないって?

 でもそれやったら飼い殺しやないか。

 ホナ自殺でもしたろか?

 アホなこと考えるな!

 本人は結構まじめやで。

 あるいは人を恨んで人殺しや盗みでもしてやるか。

 ホンマにお前はアホか?

 ホナ結局どうせぇ、ちゅうねん?

 どうせぇちゅうねん、どうせぇちゅうねん、どうせぇちゅうねん・・・

 まさにこの思いが頭の中をグルグルグルグル駆けめぐっていたのがね、10月中旬以降、12月上旬までの約1ヶ月半でした。

 TVのニュースでね、色んな事件が報道されますよね。身につまされるよね、見ていて。
 わかって欲しいのはね、「一歩手前で踏みとどまることができるかどうか」ってことなんですよ。病気で苦しんでる人が自殺したりね、余命いくばくも無い病人が殺人事件を起こしたりね、介護してる人が疲れて病人殺しちゃったりね。こういう事件を、どういう風に見てます?
 僕はねえ、いつも心の中で号泣しながらこういう事件のニュースを見てますうよ。もちろん、やっちゃイカンことだけどね、すっごく気持ち分かるよ、やっちゃった人のことがね。俺もね、もっと切羽詰まった気持ちになればやっちゃうかも知れないと思うことがあるもん。ホント、極限状態でね、上に書いた散文みたいなやりとりを頭中でやっているとね。俺も行くところまで行ったら、次は病院じゃなくて刑務所か絞首台かもなあと、そんな想像することさえもありましたからねえ。

 人間の感覚って不思議だよね。痛み苦しみをね、段々我慢するようになっちゃうんだよね。けどなあ、これがまた辛いところでね。黙って我慢してるとね、「もしかして調子はまずまずなんじゃないか?」とかね、思われたりしてるのかなあと、そう言うことも考えたりするわけです。我慢って結局損なのかなあ・・・?
 正直、9月末以降の午後の張り、痛みなんてね、4月末に救急車で運ばれた時の数倍辛かったんだよね。ということは去年9月に最初に入院した時の辛さなんて、今にして思えばそれこそ屁でもないぐらいです。
 お世話になっておいてこんなこと言うと、救急隊の隊員の方や、病院の救急医や看護師の人にも申し訳ないんですけど、応急処置、救急処置って、結局この程度なのかなあと。「死にはしないよ」ってね、或る程度見切るとね、放っておかれるんだよね。2度救急でお世話になったけど、1度目なんかは救急対応というイメージからは本当にほど遠かったなあ。イレウスチューブ入れるまで3時間ほっぽらかしだもん。2度目のC病院への救急搬送の時の夜勤の先生はかなり迅速だった。けど、翌朝の主治医とは意見が食い違ったりしてね。同じ医局出身の先生なのになあ・・・何か複雑な気分だったなあ・・・
 あのときは点滴に入れてもらったブスコパンが劇的に効いたんだよね。なのに、「ブスコパンはやめた方が良い」って言うんだよね。頓服に坐薬欲しいって言ったら、感心しないって言うんだよな。あのぉ、痛み苦しんでるのは僕なんですけど・・・

 ダカラね、思ったよ。我慢するしかないんだなって。我慢できるってことは、今度もし救急車のお世話になるのは、腸管破裂して、どうかしたら意識無くなるぐらいになった時かなあと想像してます。何ちゅうか、人間って、意外と死なないんだなあ、っていうことについては、我が身ながら良い経験しましたです。しかし、死ぬかどうかの境目はワカランよね。ギリギリ死なずにすむ一歩手前の見極めっていうのかな? それが出来なきゃ、今度救急車呼ぶときは間に合わないんじゃないかな、とも思ったりするわけです。まあ、その時はその時だ。それが俺の寿命かも知れないしなあ・・・

 さてさてさて・・・こんなことをね、あれやこれやと考えてね、ホント、厭世的な気分で過ごしていたのにねえ・・・

 今までの時間の経過、約1年3ヶ月の悩み・苦しみは一体何だったんだろうって言うぐらい、ここ1ヶ月ほどで急速に回復しちゃったんだから、自分でも信じられないですよ。もちろん、この回復の度合いだってね、本物なのかどうなのかも、全然わからない。けど、元気になってくるとね、何かしたい。
 まずはやっぱ「食べたい・飲みたい」なんだよね。この2週間、随分色んなもの食べました。ダメだって思ったり、やめた方が良いと言われた食材、片っ端から食べてます。昨日は久しぶりにコンニャクも食べたし。でも、全然大丈夫なんだよね。お腹張らないんだから。ホントに驚きです。カレー大盛りで食べたりね、昨日の釣りでは前泊の素泊まり宿でコンビニで買ってきたおむすびに牛タン、白菜の漬け物にあんまん。そして薩摩芋焼酎宝山をロックアイスで三杯。釣りの船上では朝飯にコンビニの玉子ハムカツサンドにクロワッサン、缶入りのホットカフェオレ2本に歌舞伎揚げ、ポッキー。で、船から揚がったらなんと昼食のお弁当サービスがあって、こいつには鮭と梅のおむすび各1個と唐揚げ、コロッケ、キャベツサラダにひじきの煮物。これらをぜーんぶ平らげちゃったですよ。1ヶ月前だったら「そんなに食べて大丈夫?」と、当然のように言われる量、内容です。尾籠な話で恐縮ですけど、結局出ればいいんですよ。排便・排ガスが出来ないからお腹が張るんだよね。何で張るのか? 食べるから張るってね。でもね、不思議でしょ? これだけ食べたって、今は全然張らないんですよ。運動不足で腹筋が落ちた分、中年独特の下腹ポッコリって言う体型にはなってるけど、症状がひどい時期にはね、前にも書いた難民栄養失調児のお腹でしたから。で、下から出せないときには意図的に吐くしかないんです。最後は血反吐まで吐いてねえ。折角食べたもの全部吐いて、その後は最低2食は食べられないんだから。体フラフラ。完全に廃人状態だもんなあ。見たくないよねえ、こんな姿。こういう風に思われつつ、僕は医者からも見放され、家族からも見放され、結局は餓死なのかなあって思ったなあ、マジで。

 それがですよ、今日などはは朝からカレーだしね、お昼には久しぶりにお雑煮を戴きます。今年の正月はね、雑煮食べたあとに具合が悪くなってねえ、田無の実家からどうやってC病院に行こうかなんて話してたのになあ・・・



 そしてそして、ね。食べることの次にしたいこと、それが結局僕には「釣り」なんですよ。「釣り!」 何をおいても釣り。

 蓄え食いつぶし続けるのもヤバイと思ってね、事業起こしたり、それがダメだと今度は再就職活動はじめたりね、色々やったところで、結局具合また具合悪くなってね。しょうがないよね。9月の再就職活動も、午前中の調子の良い時に騙し騙し体に鞭打ってさあ、面接に行くわけですよ。で、いくつか脈があったんだけど、一件は断られた。体の不安が理由ですよ。もう一件はかなりのところまで行って、4回目の面接を受ける段階になって具合が悪くなり1度日程を延期してもらったんだけど、延期してもらった日の朝に又具合悪くなり、申し訳なくてこっちから丁重にお断りしちゃった。その他には人材会社のコーディネータとの面接に車で出掛けて、その帰りにお釜掘られたりね。このときはホント、参ったなあ。これで完全に意欲が落ちちゃったですよ。10月9日だったね、この事故は。丁度日も短くなり、だんだん寒くなってくる時期にね、悪いことが続いてね。どんなに気丈な人だって、こういうの続くと少しは落ち込むよね。
 釣りにすら行きたくなく成っちゃったんだから、このときは。まあねえ、こういう段階を経て、鬱々としてくるわけですからね、人に説明するのは難しいやね。特に同居してる嫁さん、子供にはね。
 お腹の具合の悪さに加えて、完全に鬱だったなあと思います。10月後半から11月中旬ぐらいまでは、完全な鬱病ですね。心療内科や精神科に行った訳じゃないけれど、自分で分かるもんなぁ・・・

 11月末の邪引きは、本当に今思えば様々、怪我の功名、飲んだ薬のありがたさ、ってヤツです。ホント世の中、何がどう影響する、なんてのはホント分からないよねえ。フロモックスが効いちゃったんだから。

 何をおいても、とりあえずは良かったと思います。先週、今週とね、2週続けて釣りに行けたってのはね、自分にとってとても体調・精神面で凄く手応えを感じましたよ。やっぱ俺から釣り取っちゃったらホント、何にも残らないと思います。

 お世話になった人への感謝の気持ちってのは、本当に語り尽くせないものがあります。特にね、小中高以降とつきあってきた友人の蛭田君、宮城の嶋本君、この2名にはね、ホントに我が儘ばかり言ってね、家族・身内以上に迷惑掛けて世話になったですよ。嶋本君にはヒラメを送ろうかとおもったんだけど、ソゲサイズ(1キロに満たない小型)だったので、次回のお楽しみということで勘弁してもらいました。

 その一方でね、色んな人との接し方で、色々経験したなあ。人間の本性の見方っていうのかなあ、そう言うのをね、色々じっくり見させて頂けた1年でした。悪い部分はあんまし書かないほうが良いのかもしれないけどね、ワカランやつってホントに居るよなって思ったなあ。結局自分に戻ってくることでもあるんだけど、人の立場になって考えることって、ホントに難しいんだなあと思いましたね。色んな人からね、思いやりをもてとかさ、人の気持ちになって考えろってことをね、過去に言われたことがあるんだけど、少なくとも口にするヤツはそれが出来てないわ。本当に出来るヤツってのは、結局は言わないんだよね。自然にこなす。身に付いてるんだよね。良い勉強になったね。俺はよく「人を見る目がない」って言われたんだけど(これも同じで、結局言ってるヤツほど見る目は無いんだけどねえ)少しは見目が備わったかなあ・・・どうかなあ?



 今年もあと残すところ3日ですか。来年はどんな年になるかなあ? 全然想像もつかないです。良いことも悪いことも、とにかくまだまだ色々ありそうだなあ、と、おぼろげに思ってます。

 でもね、焦って仕事探しするよりもね、穀潰ししてでも釣りに行きますわ。気力充実してね、春になって気力体力、十分に回復したら、ちょっと今年とは違った視点、アプローチでね、仕事探しをしてみますよ。

 つづきはまた、気が向いたときに。

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