2004年6月1日:1ヶ月ぶりの自宅

 5月29日、友人H君の車で田無の実家から大和の自宅アパートに送ってもらって1ヶ月ぶりに自宅帰還しました。

 5月31日月曜日、久しぶりにC病院のK外科医長の診察を受けました。診察というよりは、今後のことについての相談ですね。K外科医長に、田無のN病院での経過を説明したところ、やはり造影検査で狭窄所見が無いのであれば、外科的アプローチよりも保存治療にしたほうが良いだろうとの見解でした。狭窄所見がないのに小腸にガスが貯留する症状が慢性的に続いていることから、小腸疾患の消化器内科専門医でさらに詳しい診察を受けたほうが良い、ということになり、小腸の症例を多く扱っている病院・医師をご紹介いただくことと、もうひとつは漢方医についても一緒に当たっていただくこととし、今週中に直接電話で連絡を頂くことにしました。

 お腹の症状もさることながら、とにかくここしばらく、精神的な衰弱が激しいなあと感じています。良くなってきている感触さえあれば、気分的にも前向きになれるのでしょうが、とにかく午後にやってくる痛みは、物理的な痛みだけでなく、気分を著しく滅入らせますね。

 これからいろいろやらなければいけないのに、体がこんなことじゃどうする? というところから始まり、色んなことを考えてしまいます。治療に専念する、ということを、色々周りの人から言われるのですが、「専念をする」というのは、その治療方針に何らかの光明があって、具体的な目標として見据えることが出来て初めて実行できる行為だと思います。こうすれば治る、あるいは良いほうに動き出す、というベクトルだけでもはっきりしていれば良いのですが、今、自分の症状がどうなっていて、何をどうすればよいか? ということが分からない、漠然とした状態では「治療に専念」もクソもありませんよね。

 レントゲンやCTでの画像は、患者本人の自分としても、もうはっきり言って「見飽きたよ」という感じです。救急処置で鼻からチューブ入れたり、十二指腸までは胃カメラを飲んで何度も見ていますが、自分自身として一番見てみたいのは小腸です。昨年の11月頃に、自治医大と富士写真光機が開発したダブルバルーン小腸鏡による小腸の観察、場合によっては小腸壁の生検を受けたいということを、K外科医長にストレートに話をしました。自治医大だと、場所が栃木なので大変。日本医大の第三内科でもダブルバルーン内視鏡をやっているとのことなので、出来るだけ大和か田無に近いところで検査を受けられるところを探していただくようにお願いしました。

 検査をやったから即治る、ということではないということは自分でも重々承知をしていますが、代わり映えしない医療行為の繰り返しで、自覚症状としてよくなっているという手ごたえのない状態が続くのはイヤですものね。


つづきはまた。

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