○2003年10月29日:手術当日(2003年10月28日)

さて、いよいよ手術当日です。雨の朝、今日は遅めの6時起床で術前の一服。

水・飴すら飲み食い出来ないので、喉が多少粘つく。

歯磨き後、アズレン系のうがい薬でうがい。

7時過ぎには手術に向けて長衣に着替える。それから、血栓防止の手術用ストッキングをはく。

10時40分に両親、嫁さんが来る。パンツをT字帯(要はフンドシですね)に履き替え、キャップをかぶる。ストレッチャーが準備され、そちらに移って横になると、看護師のMさんが肩に抗コリン剤を注射。これが痛いんだよね〜(泣)。

そして11時10分、皆に見送られて手術室へ入室。硬膜外麻酔の針を背中に刺す。点滴の分岐から鎮静剤が注入され、その後は夢の中へ・・・・・

・・・

・・・

「はい、田中さん、終わりましたよ〜」と、声が聞こえる。麻酔をさます薬剤が注入されておぼろげに目を覚ました。術後疼痛はけっこうキツイねえ。「痛い・痛い」の連発。

今日一晩だけは、一般病室ではなく、ナースステーション横のリカバリー室に入る。おふくろから手術概要を聞く。まず、腫瘍はありませんでした。よかった。そして、腸閉塞の要因としては、25年前の盲腸手術痕付近の癒着がはっきり確認されたとのこと。これも、腸管を切るには至らず、剥離術だけで済んだらしい。腸管を切らずに済んだってのは非常にラッキーです。食事再開も早そう。切開もせいぜい7〜8センチ程度、へその下を縦に切っただけで済んだようだ。

夜、夜勤の看護婦さんが1時間置きに検温、心電図確認、痛み等の確認に来てくれた。硬膜外麻酔は、効いてはいるのだろうが、一定のしきい値以上には効かない感じで、ボルタレン坐薬を入れてもらった。その後30分ぐらいでかなり痛みが引いてくれた。

痛みをこらえて寝返りの練習もする。なんとか動ける。

術後ということもあり、多少体温が上がって37度ほど。看護婦さんが氷枕を持ってきてくれて、気持ちよく寝付けた。

10月29日、朝は快晴。6時過ぎに目覚める。体を拭いてもらい、長衣を着替える。朝8時半にK外科医長の回診。予想以上に簡単に手術を終えることが出来たとのこと。実際の手術時間は1時間40分程度だったらしい。食事再開も早くなりそう。でも、3日ほどは我慢かなあ・・・(泣)

10時前に一般病室へ戻る。戻ってから、廊下を2往復のトレーニング。少し前屈み気味ながら、とりあえず歩ける。よし、これなら、という感じですね。

ということで、無事、手術は終わりました。各位、ご心配、応援を戴き、ありがとうございました。

このあとの回復は「自分が頑張る」ステージになります(笑)

あとは早く物を食いたい! これに尽きます。退院後は一杯やれそうですねえ(嬉)

つづきはまた!

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