○2003年10月22日:病気の経過を振り返る(2002年4月〜2003年9月入院まで)

前回の入院は急な腸閉塞による緊急入院で、殆ど何も準備せずにいきなり病院に来ちゃいましたから、通信環境もへったくれもありませんでした。iモードは多少役に立ったけど、とにかくテンキーで500バイト制限じゃどうにもなりません。ということで、今回はノートPCにPin装着して準備万端で入院してます(笑)

 

 前回の入院までの経過を振り返ります。

 まず、症状です。急にお腹がパンパンに張ってしまい、その後吐き気、嘔吐。特に座った姿勢がかなりキツイのです。長時間、車を運転したり、電車に座ったりという姿勢がきついのです。ひとしきり嘔吐が終わると、今度は下痢です。パンパンに張ったお腹から、出る物すべて出て、ガスも出てしまうと、そのあとは落ちついてしまいます。

 この症状が最初に起きたのは、実は2002年の4月、しかも場所は香港新国際空港でした。

 以前につきあいのあった香港企業の社長に会うため、久しぶりに香港へ行きました。10年前には住んでいた香港ですし、食べ物、水等で合わない、ということはあまりなかったはずなのですが、帰国当日、空港に着いてから急に気分が悪くなり、トイレに駆け込んだら上記のような症状になったわけです。

 帰国便の中では座り続けることが出来ず困りましたが、幸い、空席も多かったことから、4人席で横になって休んでいました。成田についたころには少しおちついて、空港の検疫所で申告しようかどうか迷いましたが、何とか平気だったのでそのまま抜けました。

 しかし、成田から横浜までNEXで帰ってくるとき、またお腹が張り始めました。自宅最寄りの駅から歩いて帰るのも結構苦痛な状態で、結局その夜、夜間診療をやっている病院に行きました。

 渡航先が香港、ということもあって、通常はやっぱり「悪い物食べた?」ということになりますね。「腸の動きがとまっているので、動きを良くする薬と、念のため、抗生物質と、整腸剤を出しておきます。」と、いうことでそれらの薬を戴いて帰りました。

 薬飲んで寝たら、一晩で治ったので、ああ、やっぱ悪い物に当たったか? と、思いました。

 こんな症状が、当初は4ヶ月に1度ぐらいでしたが、去年の12月末、納竿釣行OLMの日に、また症状が出ました。症状は全く同じ。朝、船宿に着いた頃にお腹が張りはじめて、船が港を出たとたん、小網代のベタナギの海に嘔吐一発。その後船中のトイレで4回ほど下痢。が、不思議と、このあと何とかなっちゃいました。しっかりお正月の鯛も釣って(苦笑)。ご一緒した方は覚えておられますよね。

 しかし、夜、また症状が。結局、翌日、会社お休みです。

 さあ、これ以後は、このような症状の発生が2ヶ月に1度、1.5ヶ月に1度、1ヶ月に1度という具合に発症頻度・間隔がどんどん詰まって来ました。何故か症状が出るのが月曜日。会社に出てから会議後に症状が出て、早退という日も随分ありました。入社1年目、1年契約の会社で、これはヤバイよね(汗)。まあしかあし、とにかく原因は何なの?こりゃ何かおかしいよね?と、近医を訪ねてレントゲン・エコー・大腸内視鏡・造影CTと、あらゆる検査を立て続けに受けました。しかしながら何れも目立った所見なし。結局、過敏性腸症候群という診断で、お腹の動きをコントロールする薬をもらって飲むだけ。また、この一部の薬は効きすぎてしまうものがあって、これが辛かった。

 7月頃、先生が「もういっぺんレントゲン撮らせて」というので、撮影してもらったところ、以前は見られなかった小腸のガスが。小腸にガスがあるってのは、健康な体の人ではまずあり得ないそうで、これが見られる人は、細菌性の腸炎、もしくは小腸そのものに腫瘍などの疾患がある場合だけだそうです。

 「小腸の検査は、今までの内視鏡のような手軽な検査じゃないけど、どうします?」と、言われたけど、一旦躊躇しちゃいました。

 その後1ヶ月ほど落ちついていましたが、8月上旬にまた同じ症状が。たまたまいつものお医者さんが休診日で、別の消化器内科の先生を訪ねました。その後3回目の通院でレントゲン撮ってもらうと、またまた小腸にガスが。診断は「亜イレウス」。要は軽度の腸閉塞ってことです。「やっぱり小腸造影やっておいたほうがいいですね」、ということで、9月18日に先生の後輩がいらっしゃるという病院で小腸造影の検査入院予約を取ってもらいました。実は、前に通っていたお医者さんから紹介されCT撮像をしてもらったのも同じ病院で、担当医も同じ先生でした。(ここがその後、入院することとなったC病院)

 検査の予約をしてから検査当日まで、結構インターバルがありました。その間にまた症状が出ないといいのになあ・・・と思っていたら、こういうときに限って、なっちゃうのですねえ(泣)。検査入院の10日前に発症。「亜」が取れて完全な腸閉塞でした。

つづきはまた!

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