Car Maintenance
29th Oct. 2005
2005年10月29日:ブレーキパッドの交換


この作業も、かつて重要保安部品だった箇所ですから作業についてはすべて自己責任で行ってください。作業内容に不安がある場合にはしかるべき整備工場やディーラーで交換してもらってください。

また、パッドについては一般のカー用品店でも手に入りますが、自車の型式・年式をきちんと車検証で確認し、購入時には間違わないように。

前輪部分をフロアジャッキでジャッキアップして、ホイルを外しますとこのようにブレーキディスクとキャリパーが見えます。
※ジャッキアップ後は、安全確保のため、専用のウマを噛ませるか、ホイル等で車体の落下を防止しましょう。


メガネレンチを使って片側のキャリパーピンのボルトを緩めて外します。


ボルトが外れますと、もう片方のピンが支点となって、キャリパーがこのように上に動かせます。


丸く見えるのがキャリパーピストンで、これがパッドの裏面を押しています。ブレーキパッドはディスクの表裏に各1枚ずつ装着されています。


パッドの裏面には、薄いシム板があります。これは新しいパッドを装着するときにも必要ですので、ブレーキクリーナで汚れや錆を良く落としてとっておきます。


下側が取り外した古いパッド、上側はシム板です。


ブレーキパッドが磨耗すると、その分の厚み分キャリパーピストンが飛び出していますので、古いパッドをピストンを保護するように当てて、飛び出した分を戻してやります。専用工具もあるそうですが、私はメガネレンチをテコにしてゆっくりと押し戻しました。
※この作業で、キャリパーピストン端面や、キャリパーのパッド接触面に傷をつけないように!


ちなみに、取り外したパッドです。ちょっとピンボケですが、残厚は1.5mmほど。はっきり言ってもっと早く交換すべきでした。危ない危ない(汗)


いきなり左から右の写真ですが・・・
新しいパッドを装着してキャリパーを元に戻したところです。赤く見えるのはパッドグリスというものだそうで、コイツをパッド裏面とシムの間、さらにシムとキャリパーピストンの間に満遍なく塗ってから組み込みます。これをしないとキーキーと鳴きが出るのだそうです。私はKUREのものを買いましたが、実は購入したパッドの箱の中に、黒色のパッドグリスが入っていました。買わなくても良かったです(泣)


これでまた、しばらく安心して乗れます。厚みはここからチェックするのですね。何だか後先になっちゃいましたが・・・