2004年7月14日:N医大退院と今後の治療

 7月14日。昨日で梅雨が明けましたね。新潟・福島は大変なことになっていますが、心配ですね。

 今日はN医大付属病院を退院します。

 昨夜遅く、T先生が説明に来てくれました。今回の入院による様々な検査で、腸管嚢腫様気腫症であると診断がつきました。病気としてはとにかく希なものですが、治療として有効なのは高濃度酸素療法だそうです。腸管というのは5層程度の層構造になっていて、僕の場合、小腸内視鏡検査の際、内視鏡エコー検査も実施していただき、一番内側から3層目と4層目の間ぐらいに細かい気泡が見られるそうで、気泡の正体は窒素なのだそうです。窒素はなかなか吸収されず、何も処置をしなければ気泡は消えないのだそうですが、酸素マスクをして、血流中の酸素濃度を高めることにより、その窒素が酸素に置換され、吸収が促進されるのだそうです。

 この高濃度酸素治療については、一旦退院後、C病院で実施することになります。一時、高気圧酸素療法にはトライしていましたが。あまり効果は実感できなかったのですが、1週間やそこらじゃ効果が出てくるものではないようで、出来れば入院して、毎日半日程度マスクをつけて4〜6時間程度、純度の高い酸素を吸うことで徐々に効果が出てくるのだそうです。昨年、N医大でも1例、同じ病気の患者さんがおられて、1週間経過程度ではほとんど変化がなかったのが、その後も地道に高濃度酸素療法を続けて、2週間を経過したころから劇的に変化が出てきたそうです。経過観察は定期的に造影CTの検査を受けることで腸管の層内の気泡の状態を観察することで可能になるとのことで、設備の面でもC病院で十分に受けられる治療です。

 インターネットの検索では、桂枝加芍薬大黄湯加芒硝という漢方薬でも効果が出た症例があり、これについても併用療法として打診してみるつもりです。

 退院後、C病院での治療が通院になるか、あるいはもう一度入院をして集中的に治療するかについては、K外科医長とよく相談をして決めたいと思います。

 もうちょっと掛かりそうかなあ、でも、具合的な治療方針が一応決まったので、治ると信じてトライですね。

 つづきはまた。

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