○2003年12月5日:再び三分粥に

 日に日に冷え込みが厳しくなってきましたね。今朝はきりっときました。空気も随分乾燥してきたようで、ようやく12月らしい気候になってきました。

 昨日朝のCTの結果、小腸のガスはかなり減り、昼から三分粥に上がりました。しかし、アンギオで濃染像が認められた付近の腸管の浮腫(肥厚とも言うそうです)は、まだ残っているようです。浮腫みというキーワードでネット検索しても今ひとつピンと来る情報が無かったのですが、腸管・肥厚というキーワードで検索を掛けると、いろいろな情報が見つかりました。

 腸管の肥厚を起こす原因には様々なものがあって、例えば車に乗ってシートベルトをしていて事故で腹部にベルトの強い衝撃が加わることでなるようなケースもあり、この場合には、事故後、数ヶ月ぐらい経過してから亜イレウス様の症状が出ることもあるのだそうです。もうひとつは、我々沖釣りを趣味とする者が恐れているアニサキス症。これはサバ・スルメイカなどに寄生する回虫の一種アニサキスが、魚を生で食べた時に同時に人間の体の中に入り込むのですが、通常は胃に食いついた激痛で気づき、胃カメラで見てもらいながら摘み出すのが殆どですが、希に小腸まで行ってしまい、そこで食いつくと腸管が浮腫んで肥厚するのだそうです。その他は腸管膜から小腸を栄養する栄養血管が、何らかの虚血性症状となって動きが悪くなり、そこが浮腫むなどなど。僕の場合、この虚血性ってのが疑われてます。

 三分食に上がって、食後、お腹がやはり少し張ります。しかし、運動をすると腸が動き出し、ガス・便通もよくなります。流動食Cに比較して三分食は、量的に見ると3倍ぐらい増えています。炭水化物、繊維質も増えるのでガスの産生も増えるので、確かに張り気味になるのかも。お腹が張ってくるとやはり心配ですね。

 まあしかし、心配ばかりしても仕方ないので、とにかく気分転換。昨日は昼食後の外出で床屋に行って来ました。香港から帰ってきて大和市に住み始めたときから通っている中央林間の床屋さんです。マスターは僕の1歳年下、ほぼ同年代で、3ヶ月に2回ぐらいの割合で随分長いこと通ってます。

 今時は駅のホームにまで10分1000円でやってくれる安い床屋さんがありますけど、僕は床屋さんってのは単に髪を切ってもらうだけの場所とは考えて居らず、貴重なリラクゼーションの場だと思ってます。

 昨日は数年ぶりにアイロンをやってもらいました。数年前、一度アイロンやったんですが、そのときはバックにしたので、自分としてはイマイチの感触でした。昨日はマスターにお任せで、つむじに合わせた自然な感じでゆるめに掛けてもらいました。

 マスターは今や地元に美容院・理容院を3件展開し、整髪関係の商品をアジア各国から輸入して販売する有限会社の社長でもあります。このあたりのお話しを聞くのも楽しみですねえ。

 さて、今日は昼間も曇り空の予報で寒そうですが、これにめげて病床でゴロゴロしてるとまたお腹が張りそうなので、午後は外出、運動ですね。そうそう、昨日、べにあこうさんからのメールに、競走馬が脚に負傷するとなぜ殺処分になるか、というお話しが書かれていました。競走馬ってのは、常に走り込んで正常。これが脚を怪我すると走れなくなり、便秘→腸閉塞となってしまうのだそうです。長期入院の人はもともと便秘になりやすい。脱水するほどの運動はいけないにしても、やはり意識して歩くってのは必要なようですね。このお話しはなかなかインパクトありましたですよ。

 夕方はK外科医長から、今後の見通しについて説明があります。じっくりお話しを聞きたいと思います。

 つづきはまた!

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