2005年1月7日:湘南茅ヶ崎港出船のシロギス釣り (つり情報掲載記事はこちら)

 体調がうわ向き始めて、昨年末には2度の釣行でタイ・ヒラメとまずまずの釣果でした。

 さて、今年の釣りも良い釣行が多いといいなあと願うわけです。例年、初釣りはマダイ! というのが過去、多かったのですが、年末に5枚のタイを釣って、本当にタイ三昧の日々でしたので、今シーズンは趣向を変えて、出足好調の報が伝えられる湘南のシロギス釣りに行くことにしました。

 お連れ様を伴わずに単独でシロギス釣りに出掛けるときは、「数」の記録を狙うことにしています。過去の最高記録は69尾です。その次は42尾。やはりちょっとでもペースが乱れるとダメなんですね。シロギスとか、カワハギとか、数釣りを目指す釣り物を狙う時は、「喋り」の僕は親しい方とご一緒して数が伸びた試しがありません(汗)。

 出掛けたのは茅ヶ崎の一俊丸さん。この時期、この船のメイン看板はマダイなんですが、今回は何としてもシロギスなのです。前日の一俊丸のキス船竿頭は82尾。まずはこれを目標に。何せ、他の船では200尾超えた釣果を出していたところもありますから。

 出船は7時。ご同船はお爺ちゃん&お孫さんペアと思しき二人組と僕の3人だけ。船頭は大船長のご兄弟の甚一船長。そして釣場は港から5分と掛からない水深10m前後。茅ヶ崎の海水浴場の浜からせいぜい500mか1キロぐらいの場所です。初日の出というわけではありませんが、初釣りで出て、朝日を拝める時にはここ数年、写真をとるようにしています。なかなか綺麗に撮れてるでしょ?

                   

 この日は移動性高気圧に覆われて風は静かながら、気温がぐっと下がり、時々お日様も雲に隠れてしまい、結構寒かったです。ただ、風が無ければ体感的にはさほど辛いモノではなかったです。

 さて、釣り開始。シロギスは2年振りかな。3日前に丸勝で購入したおニューの5尺竿、そして、カワハギやシャクリ鯛にも使える20号7尺のダイワ早船V20を置き竿に。そして欲張ってフェアウエイ330Lにヒラメ仕掛けを準備して、なんと3本竿体勢です(爆)

 第一投目はスカ。エサを再チェックして20m程前方にキャスト。ゆっくり仕掛けをさびいて来て、ほとんど船下に仕掛けが来たところでオモリを底から離したら、グググっと強いアタリ。竿を立てて合わせるとおニューの竿がグワンと曲がる。リールを巻いているときも結構引いてくるので、シロギスなら結構良型だぞ! と、期待して巻き上げると、初釣りの初釣果は22cmのカワハギです。本命ではないけど、嬉しい外道だよね。肝も結構入ってそうだし。

 置き竿の7尺竿にもエサをつけて投入。フェアウエイはエサのピンギスが釣れないのでまだ準備中。

 第三投目はキャストしてさびき始めた直後にアタリ。これも結構引いてくる。けど、カワハギとはちょっと違う感じ。何だろなあと巻き上げてきたら、今度はマアナゴではありませんか。これも外道としてはまずまず高級だよね。

 甚一船長、本命が揚がらないと見て、ちょっと場所移動。

 ここに来て最初の投入で12cmほどのピンギスが釣れた。ちっちゃいね。で、早速フェアウエイのヒラメ仕掛けにこいつをエサにして投入。

 5尺の手持ち竿でようやくキス釣りに拍車が掛かり始めた。キャストして仕掛け着底、さび居てくるとブルブルブルっとアタリ。一荷を狙うがどうも単発ばかり。ところが、置き竿の方が順調に一荷で揚がり始める。船が上手い具合に東から西へ流れてくれて、自分の釣り座が右舷のトモ。風は終日北北東だったので、船が上手い具合に仕掛けを引っ張ってくれている。こうなるとある意味、ずぼらな釣りも出来る。5尺竿も座席にリール部分を置いて、穂先を船縁からちょっとだけ顔を出して、半分置き竿状態。船が仕掛けをゆっくり引っ張ってくれて、オモリが底を引き摺ると、穂先がブルブルと不規則に跳ねるけど、アタリとは違うんだよね。で、アタリが出るとその不規則な振動に別の不規則な振動が重畳されて、もっと不規則な動きになる。ここでゆっくり竿を立てるとちゃんと掛かってるんですね。

 鈎を早掛鈎にしているので、エサ付けは素早いはずなんだけど、滑り止めの砂をつかっても、寒さで手がかじかんでしまってるため、どうもスムーズにエサ付けが出来ない。普段だとジャリメの頭は取らないのだけど、寒いときは頭取ったほうが鈎を通しやすいので、途中から頭を取ることにした。

 時々回り直しがあって、フェアウエイのエサをチェックすると、イカに頭の後囓られていた。孫鈎をイカリ鈎にしているので、掛かってくれても良さそうなんだけどなぁ・・・

 お爺ちゃん&お孫さんペアも結構快調に釣っている。お孫さんは小学校3年か4年ぐらいの男の子、お爺ちゃんは70歳台かな? 同じ右舷のミヨシ側で釣ってる。楽しそうにそれぞれのペースでやってますね。

 10時を回って、小型中心ながら60尾を超えた。記録更新は間違いなし。しかもこの日はあんまり「技」を求められず、とにかくエサを付けて投入すれば掛かるし、慌てて巻かなければ一荷で釣れるんだから。そして、シロギス定番外道のメゴチも、時々掛かるだけ。まあ、本命のシロギスがもうちょっと大きければなあ・・・

 10時半には軽々70尾を超える。気持ちに余裕が出てきたらお腹が空いてきた。ここでオヤツタイムとする。歌舞伎揚げをボリボリと囓る。その間にも置き竿の先はブルブルと、魚のアタリが絶え間なく続く。

 歌舞伎揚げを囓ったり、小用を足したりしながらでも正午には80尾を超えた。仕掛けを揚げて昼食。セブンイレブンのおむすび2個。シャケと昆布。そしてインスタントのシジミ汁でのんびりとお昼ご飯です。食後に暖かい紅茶も飲んでしばし休憩。そして釣り再開。

 1時過ぎに90を超える。

 ここで焦りが出ちゃったなぁ・・・「もしかして100超えるかも」と、思ったとたん、手前祭り続発で仕掛けを次々消耗。こんなところでもペースをちょっと乱すだけで苦戦に転じてしまう。イカンイカン。

 1時50分の時点で96尾。ここで置き竿を巻き上げると一荷で釣れて98尾。「あと2尾で100だぁ!」と思ったら、午後2時を過ぎて「はい、今日はありがとうございました。これで上がりにしますね〜」ということで、あと2尾、98尾で終了。

 まあでも、このぐらいで十分かな? この記録更新するのも結構大変だよね。

 で、この日の釣果は下の写真のとおりです。

             

 あー、釣った釣った! え? このザル1杯じゃ98尾も居ねぇだろうって? ちゃんと居ます。数えたんですから。それだけちっちゃかったんです、本命のキスが。

 帰宅後、ちっちゃいキスをね、一生懸命捌いてね、天ぷらにして頂きましたです。
カワハギとホウボウの刺身が美味しかったですね。いずれもカワハギの肝醤油で戴いたんですけど、肝醤油で戴く白身魚の刺身は格別ですねえ。

 で、キスはホントに沢山あって、翌日、フライ用の開き(頭と中骨取ったもの)、それから、ちょっとしたオツマミ用に、風干しを作りました。

             

 これでしばらくキス釣りはお休みかな?
 


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