2004年12月20日:金沢八景弁天屋出船久里浜沖のマダイPart.2

 今年の4月9日、HN(ハンドルネーム)弁天丸さんとともに金沢八景弁天屋さんから久里浜沖のマダイ釣りに出掛けました。久里浜のマダイってのは、結構難しいイメージがあって、数年前、つり情報BBSのOLMで初めて金沢漁港の蒲谷丸から繰り出したときはボウズに終わっちゃいました。

 久里浜沖のマダイ釣りは、アンカーを打つのではないのだけど、潮と風のベクトル合力と正反対に船を操船して、流し釣りながらもほとんど定位置を動かずに狙います。また、浦賀水道ど真ん中ですから、潮の小さな日でも、結構よく潮が流れますから、潮の大きな日は仕掛けがぶっ飛んで、長ハリスのマダイ仕掛けでタナを狙うということをイメージしただけでも難しいイメージがあります。タナが比較的浮く春先は別にして、秋・冬は底に溜まるマダイですから、ハリス長よりもビシダナを低めにキープしても、底潮にハリスが吹かれて横になびくわけです。そして、コマセの漂い方をイメージして、タナに入った付け餌と、流れるコマセの帯が同調するようにさせるには至難の業ではないかと・・・そう、想像してしまうわけです。

 久里浜沖を狙う船は川崎のつり幸さんがもっとも湾奥。続いて八幡橋鴨下丸さんから、小柴・金沢漁港・八景に数件、それから湾口部に掛けては大津の小川丸さん、いなの丸さん。走水鴨居はエビの港なので、あとは久里浜湾に数件ですね。各船宿の釣果情報をみると、トップ爆釣なのにスソはボウズなんてことがしばしば。これが怖いんですよね。

 でも、4月に弁天丸さんとご一緒して2枚釣れてね、久里浜沖のマダイについてはあくまでビギナーという意識で、今回も弁天屋さんの第八弁天丸に載りました。若い本田和芳船長のアドバイスもしっかりしてるしね、なにせ、このお店は至れり着くせりなんですね。手拭きタオルも無料貸し出し。エサ保管用のミニクーラー常備。それと、お店のトイレに最新型ウォシュレットもあってね(笑)。朝は淹れたてコーヒー、揚がり後はシジミの味噌汁のサービスもあります。

 12月20日は前日の天気予報でね、二つ玉低気圧が来て、若干荒れる予報だったんです。まあ、幾ら体調が良くなったとは言えね、こんな寒空に小雨交じり陽気に繰り出して体調を悪くしたあかつきには誰から何を言われるやら・・・

 それでもね、上向いてきた体調以上にね、気力の回復に拍車を掛けたかったんです。それとね、風邪の治りかけに船で海に出ると、結構風邪が抜けてくれるんでね、その効果も狙ってました。

 4月に弁天丸さんとご一緒したときは船上で具合悪くなっちゃったんですけどね、今回はそれもなく体調もバッチリでした。

 出船は7時15分。最近は月曜日でも何処の船宿もそこそこ混むんだけど、予報が悪かったせいか、大型船に7名と余裕の釣座です。実はお店に着いたときに、右舷のトモが空いていたんだけど、上げ潮北東だと左舷ミヨシかなあと。でも、左舷ミヨシは埋まっていたので、操舵室下の胴の間にしておきました。ここなら和芳船長のアドバイスを何時でも受けられるので。

 八景の船は出船後、2箇所の低い橋梁をくぐるので、操舵室がエレベーター式に下がるようになっていて、スパンカーマストも折り畳み式です。久比里のカワハギ各宿も同じ構造の船ですね。

 八景島を左手に見て、今度は住友ドックを左に見て一路久里浜沖へ。猿島過ぎる頃にはとうとう冷たいモノがポツポツ来ちゃった。

 40分ほどで海驢島東北東の70mダチポイントに到着。結構雨、きつくなってきました。

 最初の20分は7名ともコマセ撒き。で、コマセを詰めている時にハリスを垂らしておくと、マルソーダに捕まったりします。ヒラソーダならほしいけど、丸ならいいやってことでポイ。その10分後ぐらいに、右トモの人が船中1枚目を釣っちゃった・・・やっぱアソコにしとけば良かったかなあ・・・(汗) その後、船内各所で本命がポツポツ揚がり始めた。僕の乗ってる左舷も、ミヨシ・トモの人は次々にマダイを揚げる。ハリス、タナを尋ねたら、ハリスは7mでビシは底から4m。船長の指示はハリス7〜8mでタナは4〜6だったのだけど、相模湾の長ハリスに慣れている自分は8mの6mでやってました。しかし釣れないんじゃしょうがないので、7mの4mにしてみましたですよ。

 アタリは出始めてくれたんですが、アジばっかし。アジったって30cm平均の良型だから文句言ったら罰当たりですけどね、やっぱ鯛が欲しいです。昼を回る頃には、トップは既に5枚超えていて、小雨模様の典型的な好調で、僕以外は釣り座に関係なくボウズなし。アドバイスを確実に聞いてるんだけどなあ・・・それにアジサバの合間にも、他の人はちゃんと鯛釣ってる。何で僕だけ釣れないのよ!(号泣)

 アジもね、一番おおきい35cmが掛かったときは随分引いてね、このときばかりは「今度こそマダイ!」と思いこんだけど、結局アジだもんなあ・・・

 その次の似たようなアタリの時も「どうせアジだろう?」と思ってね、電動でうつろ気に巻き上げて、力無くハリスを手繰ってたんです。そしたら・・・を! 赤い赤い(笑)。鯛ですよ鯛! あぁぁぁ、良かった。

           
         やっと1枚が釣れました。それまで釣れていたアジとサバのほうが大きい(^^;)

 さて、この後が凄かった。1時間ほどで結局最初の1枚含めて5枚。中には1.2キロの良型も混じり、500g〜1.2キロで5枚だもん、言うことなしですよ。

                
            2枚目が釣れた(^^;)        3枚目も釣れた。小さいけど贅沢言いません

              
          あっと言う間に4枚\(^^)/    5枚目まで釣れちゃった。最大は4枚目の1.2キロ

 午前中は他の人のタモ取りばっかしでね、ちょっとミジメな気分だったけど、この5枚を釣ってるときは僕の独壇場でね、アジ・サバ混じらずタイ・タイ・タイ・タイ・タイと、5分から15分間隔で釣れたので気持ちよかったですよ〜。

 4枚目の1.2キロはアタリも明確だったし、使っていた竿がフェアウエイ330L、20号負荷3.3mの柔らかめの竿だったので、やりとりも楽しかったです。

 さて、納竿にはまだ早いよね。今度は年内にヒラメ釣りにでも行こうかな?

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